挨拶
長野県松本市出身、17歳のアルペンスキーヤー 澤村 玲奈(さわむら れいな)です。
サイトをご覧いただきありがとうございます。

私は、スキー好きな父の影響で、3歳からスキーを始め、8歳から本格的に競技に取り組んできました。

長野県出身と聞くと、「冬は毎日スキーをしていたのでは?」と思われるかもしれません。でも実は、私の住む松本市は長野県の中でも雪があまり降らない地域で、スキー場までは車で2時間近くかけて通わなければ練習できない環境です。幼い頃の私にとって、スキーは週末にだけできる特別な遊びでした。

いつしかアルペンスキーの魅力に取りつかれ、競技として一生懸命取り組むようになりましたが、小学生の頃、長野県の大会では、たまに入賞するぐらいのレベルで表彰台に上がることもなく、トップ選手とはまだまだ大きなレベル差を感じていました。

6年生の頃から、限られた滑走日数の中でいかに結果を出すかを真剣に考えるようになりました。スキーができない時期には、体力強化や身体操作能力の向上を目指したトレーニングに力を入れました。この取り組みが実を結び始め、中学から少しづつ成績に繋がるようになりました。


中学1年時には県大会で入賞を果たし(※全国中学校スキー大会は中止)、中学2年で迎えた全国中学校スキー大会では、大回転・回転の両種目で入賞。そして中学3年時には、同大会の大回転で優勝、回転で準優勝という成績を収めることができました。


その後も、アジア大会やフランスの国際大会で実績を重ね、昨シーズンは全国高校選抜大会の大回転で優勝し、総合優勝を獲得。FISレース参戦初年度で2勝を挙げ、目標としていたFISポイント30点以内も達成することができました。


今後、アルペンスキーで世界のトップを目指していくためには、主戦場となるヨーロッパで戦って行かなければなりません。昨シーズン、全日本の派遣基準をクリアしナショナルチーム入りを果たしたことで、長年の夢だったヨーロッパを拠点とした挑戦の舞台が整いました。


アルペンスキーは、道具代、リフト代、宿泊費、コーチ代、遠征費など、多額の活動費が必要な大変お金のかかるスポーツです。また、個人競技ではありますが、コーチや先生や親など、周囲の方々の協力なしでは活動することができません。これまで大好きなアルペンスキー競技を続けてこられたのも周囲の方々のサポートのお陰です。


これからも、私を支えてくださる全ての方々への感謝の気持ちを忘れず、スキーだけでなく一人の人間としても成長し、応援される選手になれるよう、自分の強みである「努力を積み重ねる力」を信じ、夢の実現に向けて全力で挑戦していきます。皆様の温かい応援とご支援が、私の力となります。どうぞよろしくお願いいたします。


2025年7月吉日 澤村玲奈